140字以上

140字には収まりきらないこの気持ち。

ピコ太郎のおもしろさが分からない。

ピコ太郎のおもしろさが分からない。

 

 

しかし彼自体のことは、どちらかと言えば好意的に見ている。

 

次の曲は出るのかと聞かれれば、そんなに作れないと その時の気持ちを正直に言う、無駄に張り切らない。突然Mステに出ることになっても謙虚な姿勢。

ブレイクしても、地に足の着いた対応がとれるとは、さすがは大人である。勉強になる。

 

 

しかし出てきた時から、いまいち面白さが分からない。

 

流行るだけのことはあって、真似しやすい、軽さ・明るさ・勢いみたいなものはある。しかし内容はペンとリンゴとパイナップルがくっついただけ。

 

私にはこれが、それ以上にもそれ以下にも思えない。これが時代なのだろうか。ペンとリンゴとパイナップルがくっついただけと見せかけて、何か隠された暗号的な面白さ的な…?私には分からないだけで世間は気づいた、そういうものがある的な…?

 

私は時代に置いて行かれ始めているのだろうか。いや、そうだとしても 私だけではないはず…。

 

 

話によると、ピコ太郎の動画を ジャスティンビーバーが 「今1番気に入っている動画」というようなことを書いて紹介したことがきっかけで、流行に火が点き、瞬く間に世界中に広まったそうではないか。

 

ジャスティンビーバーは、その見た目や曲や、もてはやされ方から、私からすると ものすごくパリピなイメージがある。

 

そのパリピかつ偉大なジャスティンビーバーが面白いと言ったことが、全世界で流行っているのに、自分にはその面白さが分からない。

これが今 私が焦っている原因である。

 

 

しかしそのジャスティンビーバーの面白センサーは本当に正しいのか…?

 

彼が毎日面白いことに触れ合っている確証は…?

 

一見パリピだが、彼が毎日パーティを開いて、面白おかしく生きている確証は…?

 

聞くところによると彼は、ポケモンの採取にもSPに囲まれて登場するらしいではないか。

 

SPに囲まれる毎日、小難しい会話の行き交う空間、カン詰めからの車移動、仕事仕事の毎日…それがジャスティンビーバーの真の姿、真の生活かもしれないだろう!

 

そこで出会ったのがピコ太郎の動画かもしれない。

単純明快な彼の動画に、心が癒されたのかもしれない。

 

要するに、そのくらいジャスティンビーバーの周りに 面白いことがなかった可能性について、私は疑っているのである。

 

もう一度はっきり言うと、ピコ太郎が流行ってしまうくらい、意外にもジャスティンビーバーの周りには、

 

何も面白いことがない、

 

という可能性だって捨て切れないよな、って思ったのでした。

あなたの見ているジャスティンビーバーは、虚構のジャスティンビーバーかもしれない……おわかり頂けただろうか…

 

 

 

ピコ太郎もジャスティンビーバーも頑張って仕事して有名になって偉いので、私も英語を勉強してYouTubeに動画でもあげてみようと思う。流行るかもしれない。流行らない。

 

めでたしめでたし