ピコ太郎のおもしろさが分からない。
ピコ太郎のおもしろさが分からない。
しかし彼自体のことは、どちらかと言えば好意的に見ている。
次の曲は出るのかと聞かれれば、そんなに作れないと その時の気持ちを正直に言う、無駄に張り切らない。突然Mステに出ることになっても謙虚な姿勢。
ブレイクしても、地に足の着いた対応がとれるとは、さすがは大人である。勉強になる。
しかし出てきた時から、いまいち面白さが分からない。
流行るだけのことはあって、真似しやすい、軽さ・明るさ・勢いみたいなものはある。しかし内容はペンとリンゴとパイナップルがくっついただけ。
私にはこれが、それ以上にもそれ以下にも思えない。これが時代なのだろうか。ペンとリンゴとパイナップルがくっついただけと見せかけて、何か隠された暗号的な面白さ的な…?私には分からないだけで世間は気づいた、そういうものがある的な…?
私は時代に置いて行かれ始めているのだろうか。いや、そうだとしても 私だけではないはず…。
話によると、ピコ太郎の動画を ジャスティンビーバーが 「今1番気に入っている動画」というようなことを書いて紹介したことがきっかけで、流行に火が点き、瞬く間に世界中に広まったそうではないか。
ジャスティンビーバーは、その見た目や曲や、もてはやされ方から、私からすると ものすごくパリピなイメージがある。
そのパリピかつ偉大なジャスティンビーバーが面白いと言ったことが、全世界で流行っているのに、自分にはその面白さが分からない。
これが今 私が焦っている原因である。
しかしそのジャスティンビーバーの面白センサーは本当に正しいのか…?
彼が毎日面白いことに触れ合っている確証は…?
一見パリピだが、彼が毎日パーティを開いて、面白おかしく生きている確証は…?
聞くところによると彼は、ポケモンの採取にもSPに囲まれて登場するらしいではないか。
SPに囲まれる毎日、小難しい会話の行き交う空間、カン詰めからの車移動、仕事仕事の毎日…それがジャスティンビーバーの真の姿、真の生活かもしれないだろう!
そこで出会ったのがピコ太郎の動画かもしれない。
単純明快な彼の動画に、心が癒されたのかもしれない。
要するに、そのくらいジャスティンビーバーの周りに 面白いことがなかった可能性について、私は疑っているのである。
もう一度はっきり言うと、ピコ太郎が流行ってしまうくらい、意外にもジャスティンビーバーの周りには、
何も面白いことがない、
という可能性だって捨て切れないよな、って思ったのでした。
あなたの見ているジャスティンビーバーは、虚構のジャスティンビーバーかもしれない……おわかり頂けただろうか…
ピコ太郎もジャスティンビーバーも頑張って仕事して有名になって偉いので、私も英語を勉強してYouTubeに動画でもあげてみようと思う。流行るかもしれない。流行らない。
めでたしめでたし