140字以上

140字には収まりきらないこの気持ち。

生りゅうちぇるを見て来た時の話。

みんな既に大好きだとは思うが、

私が今芸能界で最も注目しているのが、ぺこ&りゅうちぇるだ。

 

特にりゅうちぇるのことはよく、こんな時りゅうちぇるだったらどうするんだろうなどと、心の中で参考にしたりする。彼以外には、DAIGOやふなっしーなどで考えることもある。

 

今回は、そんな尊敬すべき原宿系モデルたちの、イベントに行った話である。

まず行くかどうかの段階でかなり悩んだ。彼等のファン層を考えると、りゅうちぇるより年上の私は 当日居づらい思いをする可能性がある。

最寄駅で開催されるイベントのため、相当に早くは行けそうなのだが、そんなに早く、私くらいの年齢で行く人はいないことが予想された。しかも長時間並ばなければならないので、あまり若者に囲まれるとキツイものがある。

どの程度張り切れば時間的にベストなのかも掴めない。

 

かなり悶々とし、一度は止めようと思ったのだが、色々あって行くことに決めた。ちなみに1人である。

 

朝7時、混雑を防ぐために 早くてもこの時間からの整列が義務付けられていた。

私は大張り切りで、7時10分には到着したと思う。

 

まあ予想通り先客は皆中高生くらい。

スタッフのおじさんも 列に並びに来ているであろう若者たちに聞こえるように、列はこちらです と声かけをしていた。

 

当然私もそこに用があるので 並ぼうと近寄るわけだが、おじさんは「この人は通勤ではないのか…?近づいてくる…近づいてくるぞ…!まさかこの列に並ぶのか?くっ声がかけられない…!」と書かれた真顔で、私を凝視していた。

私も ここでくじけてはいられないので、目を逸らしつつ整列した。

 

並んでいる人たちをよく見るとぺこガールだらけだった。ぺこガールなど未確認生物だと思っていたが、その時初めてしかも大量のぺこガールを目にした。

ほとんど女の子が並んでいて、たまにぺこガールの彼氏がいたり(全身真っ黒、バンダナでできたバッグと、野田洋次郎のような男版女優帽みたいなのが印象的だった。若者のオシャレという感じだった)、

おばあちゃんと一緒に来ているっぽい女の子を見た時は、なぜそんな、中高生女子の人間関係の中でも トップレベルに長蛇の列に不向きであろう人物をお供に選んだのか?そのおばあちゃんのために、自分に何かできることはないかと思い、胸が痛んだ。

ここからの道のりが長いのだ。

 

列の先にあるギャル系の店(地味系を極める私にはここもネックだった)で1000円以上買い物をして、そのレシートと引き換えに整理券をもらうという段取りなのだが、その店が10時に開店なのである。

 

ちなみにせっかく列になっても、店でバラバラになり買い物をし、さらにその後貰う整理券も、配る番号は順番通りではなく、でたらめになっているところから配るそうだ。

朝早く並んだからといって、早い番号が貰えるとは全く限らない仕様になっていることには驚いた。

 

並び始めて3時間は時間があるわけである。

私はこの時間のために3.4冊、本を用意していた。

メンタリストDaiGoの超集中力と、こんまり先生の人生がときめく系の片付けの本である。

これらの本だけで、この空間にいると年齢を感じてしまう。ここにいる子たちはまだこういう本は読まない気がする…。

片付けの本はあらかた読んでいたので、超集中力を読むことにする。

 

しかし大体どのグループも2.3人で来ているので、行列というある意味閉鎖的な空間で めちゃくちゃお喋りしていて、それがめちゃくちゃ聞こえるので、本より気になってしまう。ちなみにみんな、お喋りかスマホで時間を潰すため、本を読んでいるのも私だけ。また年齢を感じてしまった。

 

会話は延々と続いている。

「ぺこガールの女の子って可愛い子多いよね〜〜」

マウンティング、属性、羨望

うまく説明できないが、懐かしくも 生々しいほどの若さをシャットアウトするべく、私は超集中力に集中しようと試みる。しかし、しようとすればするほど、大して集中できないまま開店の時間を迎えようとしていた。

 

つづく